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髭は自分の顔の印象を作る要素なので、全部なくしてしまうことに踏み切れない人は少なくありません。デザインとして輪郭を残したい、いずれ蓄えるかもしれない、青みだけが気になるだけで生やすこと自体は嫌ではない。そういう読者にとって本当の関心は「脱毛するかどうか」ではなく、「脱毛しないまま髭を持ち続けると、この先いくらかかり続けるのか」です。この記事は脱毛を勧めるためのものではなく、髭を残すという選択をしたときに発生する手入れの費用を、脱毛の総額と同じ土俵に並べて見えるようにするためのものです。
判断の基準はひとつだけです。髭を「残したい」のか「なくしたい」のかを先に決め、そのうえで年間の維持費と脱毛の総額を、自分が想定する年数で掛け合わせて比べる。残す意思がはっきりしているなら手入れ費用だけを見ればよく、迷っているなら「何年で総額が逆転するか」で考えると数字で決められます。以下では、脱毛しない場合にかかる費用の内訳と、公式サイトで確認した脱毛の総額を順に並べます。
髭脱毛をしないデメリットは、費用と時間が一生続くこと

髭脱毛をしないこと自体に、健康上のデメリットはありません。残る差は「手入れが終わらない」という一点に集約されます。脱毛は一定回数で通い終われば以後の照射費用は発生しませんが、髭を残す場合は毎日または数日おきの手入れが、髭が生えている限り続きます。
具体的に続くものは三つあります。第一に時間で、剃る作業そのものと肌のケアに毎日数分ずつを使います。第二に消耗品の費用で、替刃・シェービング剤・アフターケア用品を買い足し続けます。第三に肌への負担で、カミソリ負けや剃り跡の青みは手入れの手間を増やす方向に働きます。脱毛の広告は「一生の髭剃りから解放される」と表現しますが、裏を返せば脱毛しない選択は、この三つを許容する選択だということです。許容できるかどうかを金額で確かめるために、まず維持費を分解します。
脱毛しない場合の手入れ費用の内訳

脱毛しない場合の費用は、大きく「初期に一度買うもの」と「継続的に買い足すもの」に分かれます。継続費が年間コストの正体で、ここが積み上がっていきます。
- 電気シェーバー本体(初期・数年ごとに買い替え)
- 替刃(継続・最も年間コストに効く)
- シェービング剤・アフターシェーブ(継続)
- カミソリ派の場合の替刃
本体を安く買っても、替刃の単価と交換頻度で年間コストは大きく変わります。髭剃りの人気ランキングは本体価格の安い順で並びがちですが、安さで選んだ結果、専用替刃が高く年間の維持費で逆転することがあります。年間コストを見るときは、本体価格ではなく「替刃1個の価格 × 年間の交換回数 + シェービング剤 + アフターケア」で見るのが正しい比べ方です。実売価格が確定しだい、この内訳に数字を入れて年額を示します。
髭剃りの年間コストと脱毛の総額を並べる
維持費の実額は上記のとおり追加取材待ちですが、比較の相手側である脱毛の総額は公式サイトで確認できています。脱毛しない選択を評価するには、「維持費が何年積み上がったら、この総額を超えるか」を考えるのが早いので、まず総額の水準を押さえます。以下は各社の公式料金(2026年9月時点・公式サイト確認、いずれも税込)から、髭の代表的なプランを抜き出したものです。
| プラン | クリニック/サロン | 回数 | 総額 |
|---|---|---|---|
| ヒゲ3部位(鼻下・アゴ・アゴ下) | 湘南美容クリニック | 6回 | 16,800円 |
| ヒゲ3部位(スタートプラン・初回契約限定) | ゴリラクリニック | 3回 | 16,800円 |
| ヒゲ3部位 | ゴリラクリニック | 6回 | 39,800円 |
| ヒゲ全部位 | メンズリゼ | 5回 | 59,800円 |
| ヒゲ全部位(顔全体8部位) | メンズエミナル | 5回 | 79,200円 |
髭の一部だけ、たとえば青みの出やすい鼻下・アゴ周りだけを対象にすれば、総額は3部位で16,800円台から始まります。顔全体まで含めると6万円前後から8万円弱です。ここに麻酔を足す人もいるので、明細で確認します。
計算例として、メンズリゼでヒゲ全部位を5回、毎回麻酔クリームを使う場合を出します。
- ヒゲ全部位 5回コース:59,800円
- 麻酔クリーム 1本 3,300円 × 5回:16,500円
- 合計:76,300円(カウンセリング料・剃毛料・打ち漏れ再照射・予約キャンセル料はいずれも0円と公式に明記)
この76,300円が、脱毛しない場合の年間維持費を何年ぶん積み上げたら超えるかが、判断の分岐点になります。維持費の実額が入れば「◯年で逆転」と具体的に言えます。医療脱毛は効果に個人差があり、青ヒゲが薄くなる実感まで複数回を要する点も、総額を見積もるうえで前提として押さえておく必要があります。総額の全体像や医療とサロンの違い、麻酔代の差までまとめて確認したい場合は、医療とサロンを総額と麻酔代で比べた比較記事を参照してください。
髭を残すか脱毛するかの判断フロー

金額の前に、そもそも自分がどちらを望んでいるかで結論はほぼ決まります。次の順で自分に当てはめると、脱毛しない選択が合理的かどうかが見えます。
- 髭を完全になくしたいか:はい、なら本記事の対象外です。総額と回数を比較記事で確認してください。いいえ、なら次へ。
- 髭を残す/デザインする意思がはっきりしているか:はい、なら脱毛費用は不要で、手入れの年間維持費だけを見ればよい判断になります。ただし輪郭を整えるための部分的な剃り込みは続きます。
- 気になるのは青みや剃り跡だけか:はい、なら全部を脱毛する必要はなく、鼻下・アゴなど一部だけを脱毛して残りは残す選択が取れます。この場合は3部位の総額(16,800円台から)と、続く維持費の縮小分を比べます。
- 手入れを何年続ける想定か:想定年数が長いほど、脱毛の総額を維持費が超えやすくなります。短期で見るなら脱毛しない方が安く、長期で見るほど差は縮まります。
髭を残すと決めているなら、総額比較そのものが不要です。逆に「なんとなく面倒だから」で迷っているだけなら、維持費の年額と総額を並べて、逆転年数で機械的に決めるのが後悔の少ない進め方です。
髭の種類で変わる、残す場合のメリットとデメリット

髭を残すといっても、生やし方によって手入れの手間は変わります。無精髭のように全体を短く保つスタイルは、全体を均一に刈るだけで輪郭の作り込みが少なく、手入れは比較的軽くなります。一方、口髭とあごひげをつなげる、頬の境界をくっきり出すといったデザイン髭は、輪郭の剃り込みが毎回必要で、シェーバーだけでなくトリマーやカミソリを併用するぶん手間と道具が増えます。
髭を残すメリットは、顔の印象を自分で作れること、そして脱毛の初期費用がかからないことです。デメリットは、手入れが終わらないこと、青ヒゲや剃り跡が出やすい人はケアの負担が続くこと、清潔感を保つには一定の手入れ時間を確保し続ける必要があることです。どのスタイルを選ぶかで、前の項の「年間維持費」の中身も変わります。デザインの作り込みが多いほど道具と時間のコストは上がる、と見ておくとよいでしょう。
よくある質問
髭脱毛をしないと不潔に見えますか
脱毛の有無ではなく、手入れの丁寧さで決まります。整えた髭は清潔感を損なわない一方、無精髭を放置すると印象は下がります。脱毛しない選択のデメリットは見た目そのものではなく、清潔に保つための手入れの費用と時間が続くことです。
髭剃りの替刃は結局どれが安いですか
本体価格の安さだけで判断すると、専用替刃が高く年間コストで逆転することがあります。比べるべきは「替刃1個の単価 × 年間の交換回数」です。具体的な実売価格と交換目安はメーカー公式で確認のうえ追記します。
脱毛と髭剃り、どちらが安いのですか
脱毛の総額と、手入れを続ける年数で変わります。たとえばヒゲ3部位は6回16,800円(湘南美容クリニック・2026年9月時点・公式サイト確認)です。年間の維持費がこの額を何年で超えるかが分岐点で、短期なら髭剃り、長期になるほど脱毛が相対的に安くなります。
青ヒゲだけが気になります。全部脱毛しないとだめですか
いいえ。青みが出やすい鼻下やアゴ周りだけを部分的に脱毛し、他は残す選択が取れます。3部位のプランはこの目的に合い、総額を抑えつつ剃り跡の悩みだけを減らせます。効果には個人差があります。
一部だけ脱毛して、残りは自分で剃り続けられますか
できます。多くの院で部位を選べるため、輪郭に残したい部分は手入れで維持し、なくしたい部分だけ照射する組み合わせが可能です。ただし脱毛した範囲は元に戻せないので、残す輪郭を決めてから範囲を確定してください。
髭の種類で手入れの手間は変わりますか
変わります。全体を短く保つスタイルは手入れが軽く、口髭とあごひげをつなぐようなデザイン髭は輪郭の剃り込みが増え、道具も時間も多く必要になります。残すスタイルを決めると、年間の維持費の目安も見積もりやすくなります。
参考・出典
- メンズリゼ 料金ページ https://www.mens-rize.com/price/
- ゴリラクリニック 料金ページ https://gorilla.clinic/price/
- 湘南美容クリニック メンズ ヒゲ脱毛 https://www.sbc-mens.net/contents/datsumo/hige/
- メンズエミナル 料金ページ https://mens-eminal.jp/menu/
- 厚生労働省 医政局医事課長通知「医師免許を有しない者による脱毛行為等の取扱いについて」(平成13年11月8日 医政医発第105号)https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00ta6731&dataType=1&pageNo=1
- 厚生労働省 医療広告ガイドライン(令和6年9月13日最終改正)https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001304536.pdf

